ストウブで無水カレーを作ってみたら美味しかったけど失敗した【成功談あり】

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ごはん
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ストウブを買いました

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先日、料理男子としては憧れのストウブをついに購入しました。

ピコ・ココットの22cm、色はグレナディンレッドという深みのある赤です。

ストウブ(staub)
フランス北東部アルザス地方で誕生したストウブ。この地を象徴する鳥・コウノトリはブランドのロゴにも印され、「食卓に幸せを運ぶ」製品をお届けしたいとの思いが込められています。 デザインだけでなく実用性も重視されたストウブの鋳物ホーロー鍋は、1つの製品に1つの砂型を使って成型されており、その後、熟練の職人の手によってエマイユ...

ストウブと言えば無水調理ができるホーロー鍋で、フランスの職人が1個1個丁寧に作っています。

大切に手入れをすれば長く使えるということで、これから大事に育てていきたいと思います。

ストウブを買ったらまずやっておきたい事

ストウブはとても高価です。買ったらまずはシーズニングを行いましょう。

シーズニングとは鍋に油を染み込ませる作業で、鍋肌を綺麗に保つことができるそうです。

シーズニングの手順は以下の通りです。

  1. ストウブを丁寧に洗い、綺麗に拭き取る
  2. 食用油をキッチンペーパーに染み込ませ鍋の内側に塗る
  3. 弱火で数分焼き付ける
  4. 冷ましてから余分な油を拭き取る
  5. 再び数分焼き付ける

たったこれだけです。僕は初回にやり忘れてカレーが焦げ付いて後悔しました。必ず最初にやっておきましょう。

ストウブで無水カレーを作る

ストウブの魅力は何と言っても無水調理ができることです。

野菜の水分だけでカレーを作れば味が濃い美味しいカレーが作れるそうです。

ということで早速無水カレーにチャレンジしてみます!

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使う材料です。缶に入ったトマトは水の代わりに入れます。

無水に頼るとどうしてもルーが固めになってしまうようです。

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野菜をカットします。ここで重要なのが玉ねぎです。

僕は玉ねぎを2つ使ったのですが、片方はみじん切りにします。

なぜならその方が水分が出やすいからです。

後は全て適当な大きさに切ってしまえば構いません。

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野菜を炒めていきます。少量の油を入れたら玉ねぎと人参を投入して、蓋をして弱火で10分程度蒸します。

途中で焦げ付かないように適度にかき混ぜます。

蓋をあけると水がドバっと落ちてくるので注意しましょう。

この水蒸気で無水調理が可能になっているので、調理中もしっかりフタはしめるようにしましょう。

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ここでぶつ切りにした肉とじゃがいもを投入。

後悔した点としては、じゃがいもを入れるタイミングが早すぎました。

型くずれするので最後の方で入れても良いでしょう。

これらの材料を入れて10分程度再び蒸します。

無水カレーはこの蒸す作業が大事です。そこで水分を閉じ込めることがカレーの水分に繋がるからです。

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途中で混ぜます。既に鍋の中は食材から出た水分できちんと煮込める状態になっています。

ちなみに水は全く入れていません。

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ナスと缶詰のトマトを投入します。

…この時点で気づいたのですが、明らかにストウブの大きさに対して材料を入れすぎています。

鍋の大半が食材になっていて、かき混ぜることすらできません。しくじった!

これも日頃「大さじなんて投げ捨てろ」と言って目分量で料理をしているからですね。

若干後悔しながら続けます。

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再び20分程蒸します。蓋をあけると水分で鍋が満杯に!

ここまで全く水を入れていません。

この後、市販のカレールーを入れて煮込んだら完成です。

この時点でじゃがいもは完全に原型を留めていません。やっちまった…

今回の反省点

ストウブで無水カレーを作った反省点は以下の5つです。

  1. 材料が多すぎた
  2. ナスを別添えにするべきだった
  3. じゃがいも投入のタイミングが早すぎた
  4. 最初にシーズニングをしなかった
  5. 火が強すぎた

最大の反省点は食材が多すぎたことです。

無水調理は水を使わないから水分を含む食材を大量に入れたほうがいいと勝手に解釈した結果です。

ストウブは自分が思っているよりも水蒸気を閉じ込めてくれるので、少量の食材でも全然無水カレーが作れます。

ナスとかじゃがいもを入れるより、玉ねぎの数を増やしたほうが良さそうです。

そしてナスですが、これは素揚げしたものを別添えにするべきでした。

その方が食感もいいし、見た目も綺麗です。味の濃いカレーに入れてしまうとどれがナスなのかわかりません。

最後に、シーズニングをしなかったせいで焦げ付きました。

ストウブはホーロー鍋なので保温効果が高いです。

じっくり弱火で調理するもので、普通の鍋のように使ったら間違いなく焦げ付きます。

これは完全に下調べをしなかった自分が悪いですね。

焦げ付いたストウブはたっぷりの重曹で煮込んで焦げを落としました。

その後スポンジで丁寧に洗ってシーズニングをしました。

ストウブは焦げ付かせてしまってもきちんと洗ってシーズニングをすれば大丈夫です。

焦ってたわしなどで擦り落とさないようにしましょう。

こうして初めてのストウブ調理は、うまいカレーと多くの反省点を残して終了しました!

リベンジ無水カレー

前回見事に失敗した無水カレー!

今度こそは成功してやると、再びストウブを持ち出してリベンジです。

前回の反省を活かし、水分量が多くカレーに入れてもまずくない野菜をチョイス。

そう、きゅうり

カレーにきゅうり!?って思うかもしれませんが、カレーの付け合せに柴漬けが出てくることもあるし、理論上はイケるはず。

きゅうりは中ワタをスプーンで落としてからカレーに入れると、臭みもなくなりとても良いです。

早速投入されるきゅうり。

今回は玉ねぎ以外に、茄子ときゅうりとブロッコリーと舞茸を入れています。

きゅうりを入れたらストウブの蓋をして、しんなりするまで煮込みます。

するときゅうりから水分が出て、無水カレーに近づいていきます。

ちゃんと水分が出ている…!!

そのあとは前回のレシピ通り、ホールトマトを入れます。

この時点で、前回よりも水分が出ていることがわかります。

とはいえ野菜の水分だけでは足りないので、隠し味にウスターソースと豆乳を投入。

豆乳を投入

カレールウを入れて無事に完成しました!

今回は鶏肉ではなくひき肉を使ったこと、野菜の原型がなくなるまで煮込んだこともあり、かなり味が濃いカレーに仕上がりました。

水を入れたカレーでは味わうことができない濃厚な味は、少し小洒落た古民家カフェで出てきそうな味わいでした。

今回は、茄子とピーマン、ししとうを素揚げして別添えにしてみました。

ストウブ(staub)
フランス北東部アルザス地方で誕生したストウブ。この地を象徴する鳥・コウノトリはブランドのロゴにも印され、「食卓に幸せを運ぶ」製品をお届けしたいとの思いが込められています。 デザインだけでなく実用性も重視されたストウブの鋳物ホーロー鍋は、1つの製品に1つの砂型を使って成型されており、その後、熟練の職人の手によってエマイユ...

まとめ

一度失敗した無水カレーでしたが、無事に成功しました!

かなり濃厚なカレーに仕上がるので、残った分は水と生米を入れて炊きました。

立派なカレードリア!

ストウブにはあまり材料を入れすぎない、水分が多い野菜を使うというのが成功のポイントですね。

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