棕櫚ほうきを買うまで
我が家はフローリング。掃除は週に2回、10年ほど前に買った掃除機でしています。掃除機も古いこともあり、最近では性能に不満があったため、ダイソンの購入を検討していました。
家電量販店に行きダイソンの価格を見ると、6万円ほど…ちょっとどころか大分予算オーバーでした。そこで、購入は見送って数ヶ月、テレビを見ていたら棕櫚ほうきが特集されていました。
なんでもシュロの木の皮を使ったほうきで、天然の油脂がフローリングのワックス効果をもたらすとかで、「もしやダイソンよりいいのではないか…」と思い購入。
入荷は二ヶ月待ち
しかし、テレビで放送していただけあってそう簡単には手に入りません。棕櫚ほうきで有名な、「山本勝之助商店http://yamamotokatsunosuke.com/」では、楽天での入荷が二ヶ月待ちという!
明治13年創業の通称「かねいち」の名で親しまれている山本勝之助商店では、全て職人さんの手作りでほうきを製造しています。テレビ放送の影響で注文が殺到しているので、生産が追いつかないそうです。
そうは言ってもすぐに手に入れたい性格の僕は、他の手を探すことに…。
買えるところがあった!
で、探しているうちにまだ買えるお店を発見!
こちらの「うおくに商店」さんでは、山本勝之助商店の棕櫚ほうきがまだ普通に買えます!早速注文して、1週間ほどで自宅に棕櫚ほうきが届きました。
棕櫚ほうきが届いた
二ヶ月待ちの人には申し訳ないですが、無事に一週間で購入できた棕櫚ほうき!丁寧に梱包されており、お手入れの紙なども封入されていました。
まずやらなくてはいけないことがシュロの樹脂を落とすこと!外でシュロの樹脂を払い落としてから使わないと、フローリングが大変なことになります。と言っても、払い落とすのも手で丁寧に行いましょう。
壁や地面に叩きつけるとほうきの形が崩れてしまいます。
最初はフローリングで試す
そしてもう一つ最初にやらなくてはいけないことが、「フローリングで試し掃きする」こと!シュロの樹脂を払い落としてもまだ最初のうちはポロポロ落ちてきます。そのため畳の掃除には向きません。
はじめのうちはシュロの樹脂が落ちても掃きやすい、フローリングで使用しましょう。樹脂がワックス代わりにもなるので一石二鳥ですw
で、早速フローリングを掃除してみましたが、すっごい取れる!ホコリや髪の毛が面白くらいにごっそり取れます!掃除機だと、フローリングの隙間などのゴミは掃除しきれなかったのですが、棕櫚ほうきは毛先が細かいので問題なし!
週に2回掃除機をかけていたのにしっかり髪の毛やホコリが取れました。それに、ほうきなので細かい場所でも掃除ができるのが良いです。掃除機のヘッドが届かない場所でも余裕で掃き掃除ができます。
長く使うためのポイント
そんな棕櫚ほうきを長く使うためには、いくつか注意しなければいけない点があります。大事に使うことで、20年でも30年でも使えるのがこのほうきの特徴です。
掃く時は軽く掃く
ついついやってしまいがちですが、ほうきを床に強く押し付けて掃くのはNG!毛先が曲がって変なクセがついてしまいます。床に軽くのせて、撫でるように掃くだけでしっかりホコリが取れます。
吊るして保管する
使わない時は、吊るして保管しましょう。地面に立てかけると毛先に変なクセがついてしまいます。毛先が曲がると掃除もしにくいのでいいことがありません。なるべく日が当たらない涼しい場所で保管しましょう。
水には濡らさない
また、よく手入れの方法に水に浸すと書いてありますが、実際はあまり良くないそうです。クセがついてしまってどうにもならない時の矯正法の1つだそうで、丁寧に使っている限りは水に浸ける必要はないとのこと。
使用後は毛先についたホコリを払ってあげるだけで良いでしょう。
まとめ
100年以上前から親しまれてきた棕櫚ほうき。一生で3本あれば間に合うとも言われています。これは、丁寧に扱えばそれぐらい長く使えるということを意味しています。
性能の良い掃除機を買うのもいいですが、そんなに部屋が汚れないのであればほうきを使った掃き掃除でも十分そうですね。ほうきで掃いたあと、水拭きをしてあげればフローリングの手入れは完璧です。
ちょっとホコリが気になったら手軽にサッと掃除できるのもほうきのいいところ。棕櫚ほうきと長く付き合っていけるように丁寧に扱っていきたいと思います。
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